くず葉学園と建設予定地
完成予想画

秦野市菩提の豊かな森に包まれたくず葉学園は、神奈川県を代表する障害者福祉施設です。
活動棟は通所者の皆さんのための作業空間として計画されました。

構造は鉄筋コンクリート造の地下と、木構造の地上階からなる混構造2階建て。
延べ床面積は630㎡(約190坪)を超える大規模木造建築です。
また内外装は、大胆に現した国産の無垢の木材と珪藻土で仕上げる清々しい空間になる予定です。

梅雨入り前の6月吉日。
くず葉学園の理事長先生をはじめ関係者一同が集まり、厳かに地鎮祭が催行されました。

これから地下室工事がスタートします。
完成は2022年早春の予定です。
皆様どうぞお楽しみに!

現場担当者より

氏居

建設部部長の氏居です。新進建設初となる大規模木造建築の施工を担当させて頂く事になりました。くずは学園の利用者様、家族会様、学園関係者様と共に、より良い施設になる様に工事を進めます。宜しくお願いいたします。

基礎梁工事

くず葉学園活動棟は地下1階、地上1階の2階建です。

地下室工事がスタートしました。
太い鉄筋を組み立てて、配筋検査後にコンクリートを打設します。

地下室床スラブ工事

基礎梁の上に地下室の床を構築します。
中央の穴がエレベーター用のピットです。
断熱材(青色)を敷設したのちにコンクリートを流し込みます。

上層階床スラブ工事

上層階の床コンクリートが完成しました。
この上に木構造が組み立てられます。

地下室工事完成

地下室工事の鉄筋コンクリート工事が完成しました。
緩やかにカーブを描くデザインは、難しい工事でしたが無事に完了しました。
これから本格的な木工事が始まります。
お楽しみに!

くず葉学園活動棟の木材は東北復興を兼ねて、多くの福島県産材が採用される予定です。

木構造の上棟に先立ち、現場管理者の常務・氏居と設計課長の興津が製品検査を兼ねて、福島県いわき市の製材所を訪問しました。

原木

持続可能な東北の森から切り出された樹齢数十年の原木です。

製材・乾燥

原木の丸太はオートメーションで正確にカットされたのち、高温窯で強制乾燥されます。

木材内部の水分を蒸散させ含水率を一定水準以下に抑えることで、ゆがみの無い良質の製材に生まれ変わります。

強度試験

乾燥窯から出た製材を1本ずつ試験機にかけ、強度と含水率を測定します。

一定基準以上の品質をクリアした木材だけがJASの認定を受けることができるのです。
この後、合格した製材は詳細なホゾ加工を施し現場へ出荷されます。

大断面木構造

地下室工事の完了後まもなく、木構造の工事が始まりました。
柱は通常の2倍近い太さの6寸角(18㎝角)、材種はすべて国産桧(ひのき)です。
耐震筋交いは特殊なV型フレームを採用しました。

木造棟は長編方向が45メートルを超える巨大な建物です。
上棟工事は全国から集まった大規模木造建築専門の職人さんたちが、端部から順番に柱と筋交いを組んでゆきます。

屋根組み

クレーン車と特殊昇降機を使って柱と筋交いが組み上げた上に、太い桧の梁(はり)を架けて屋根を構築してゆきます。

通所者活動棟

室内は広い作業教室と、それらをつなぐホールで構成されています。
徐々に建物の形が姿を現し始めました。

屋根工事

屋根組みが出来上がった部分から順番に分厚い構造用合板で屋根下地をつくりあげます。
約10日間かけて、総延長45メートルの建て方が完了しました。

建て方完了

くず葉学園・通所者活動棟は緩やかなカーブを描く大きな片流れの屋根が美しい木造建築です。

完成は初夏の予定です。
どうぞお楽しみに!